ナマステ、インド在住のKome(@chankomeppy)です。
インド生活必須アプリのひとつ、Blinkitで買い物をしていたら、なんと観葉植物の取り扱いまで開始していたのでついつい買ってしまったよ、という話。
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- Blinkit(10分デリバリー)とは
- 取扱商品の幅が広すぎる
- 観葉植物もある!しかもUgaoo!
- Blinkit向けミニサイズ植物はこんな感じッス
- 今後もBlinkitの取り扱い商品・サービスに注目したい
Blinkit(10分デリバリー)とは
Blinkitとは、いわゆる「10分デリバリー」を展開するクイックコマース。旧名Grofers。野菜や果物をはじめとするあらゆる食料品・日用雑貨品をアプリで注文すると10分程度で配達してくれるサービスで、コロナ禍でブームとなり一気に普及し、インド生活に欠かせないアプリのひとつとなった。
グロファーズ(blinkit)なしでは生きられなくなってしまったわ。 pic.twitter.com/Bi2wIX09vh
— 𝗖ʰᵃⁿ𝗞ᵒᵐᵉ (@chankomeppy) March 14, 2022
私がよく利用しているのはZomatoに買収されたBlinkit、そしてZeptoの2つ。夜8時~9時頃の注文が殺到する時間帯は配達員不足で「配達不可」になることがあるので、どちらかが配達不可となる場合に備えて2つ利用している。
両者の違いは、Blinkitには印刷サービスがあり書類データをアップロードしたら印刷して持ってきてもらえる点(インドでは家庭用プリンターを持っている人は少なく、近くのゼロックス屋さんに持ち込み印刷してもらうことが一般的)、Zeptoには「Zepto Cafe」というサービスがありアツアツのサモサやチャーイも注文できる点(名の知れたカフェやベーカリーと提携してZomato傘下のBlinkitに対抗)、かな。それ以外は全く同じと言ってもいいのではないかと。Zeptoカフェは2022年にパイロットプロジェクトとしてムンバイでサービスを開始したもので、今もムンバイ限定かもしれない。
配達時間は、混雑時間帯でなければ15分~20分くらい、早ければ本当に10分程度で配達してもらえるので非常に便利なのよね~。インドの豊富な労働力と人件費の安さがあるからこそ為せるサービスなのだ!!
取扱商品の幅が広すぎる
10分デリバリーを謳うくらいなので、Blinkitは「今すぐ必要なもの」の宝庫である。
食料品はスーパーと変わらぬ品揃え、日用雑貨、化粧品、ベビー用品、ペット用品も一通りそろっている。
「砂糖きらしてる!」「シャンプーないじゃん!」「電池が切れた!」「ねこの餌買い忘れた!」というときもポチれば即解決だ。ブランドに強いこだわりがなければ、10分デリバリーアプリだけで生きていける。
そして、今すぐ買う必要がない(と思われる)、または購入の意思決定に時間を要する(と思われる)ものまで多数取り扱っている。
例えば2000~3000ルピー台(≒5000円程度)のドライヤーやヘアアイロン、天井のファン、6000ルピー台(≒1万円超)の24金コイン、さらには8万ルピー弱(≒14万円)もするアップル製品まで!!!!
「シーリングファン落ちたわ~、壊れたわ~、いますぐ付け替えたいわ~」
・・・となるのか?!!
日本円換算で1万円超する金コインはディワリの際に期間限定で取り扱っていたものなのだが、
「ディワリだわ~、縁起イイもの買いたいわ~、金コインあるじゃん~、買うか~」
・・・となるのか??
最新iPhoneまで取り扱っているのにはたまげた。
「iPhone故障したわ~、今すぐ新しいの欲しいわ~、8万ルピーか、よし買うか~」
・・・となるのか?
いやいやいや、
ならないだろー!
と思うも、
❝いま❞を生きる人が多いインド。多分ニーズある😂
本当になんでもあるBlinkit。
「まずはBlinkitで確認」という消費者行動がもはや定番化している。10分デリバリーが浸透した結果、もう翌日配送・当日配送には満足できなくなってしまった我々は、細かいことは気にせず「今すぐ」手に入るBlinkitに頼ってしまうのだ。
だれがこんなの10分デリバリー経由で頼むの?マーケットに行けばもっと豊富な選択肢の中から選べるじゃん?アマゾンのほうが安いじゃん?と思ってしまうような商品を多数取り扱っているのも理解できるわ。
別にいますぐ必要ではないものも、「10分で届くなら…」とついでに色々買ってしまうので、あの金コインもそこそこ売れたんじゃないかと思ったりする。
Blinkitひとつで、激安の殿堂ドン・〇ホーテ並みの品ぞろえだよ… それが10分そこらで届くんだからガチエグいわ。
観葉植物もある!しかもUgaoo!
ある日、いつものようにBlinkitで日用品をポチポチしていたら、「観葉植物」があるとな!?
あれれ、前こんなんあったけ?どうやら新たに取り扱いを開始した模様。(ムンバイだけかもしれん)
別に観葉植物が欲しくてBlinkitを開いたわけではないが、
私の大好きなUgaoo
しかも安い
ポチッた。
Blinkitの思うつぼである。
Ugaooは、2015年創業のムンバイ発のスタートアップで、当時インド初の園芸ガーデニングについて学べるオンラインプラットフォームを立ち上げた。そこで園芸品をオンライン販売しはじめ、Self Watering Pot(自動水やりプランター)が大ヒットし、名が知られるようになった会社である。
インド在住の皆さんならアマゾンやフリップカートで一度は見たことがあるのでは!??
かつて植物を買っては枯らしてばかりだった私も、Ugaooの自動水やりプランターで初めて植物を枯らさずに育てることに成功し、そこから観葉植物にハマり出したという思い出がある。
そんなUgaooの自動水やりプランター付の植物が売っているとな!?
これは買わずにはいられないわけッス。
ちなみに、Ugaooは最近リアル店舗もムンバイ、プネー、バンガロールに続々オープンしていて、とってもおしゃれ空間なのでお近くにあったらぜひ訪れてみてくださいね。(Ugaooのまわしものではなく、純粋にファンです)
Blinkit向けミニサイズ植物はこんな感じッス
ディワリはもう終わったが、ディワリデザインのケースに梱包されたものが届いた。
もしかしてディワリの余り物在庫処分だったりする?ひとつ221ルピーと破格だったんだよね・・・
今回購入したのは、カネノナルキ(左)とスネークプラント(右)。カネノナルキは若干元気なく、スネークプラントは先端が欠けていた。
10分そこらで届けられたと思えば全然許容範囲ではあるものの、近くに店舗があるなら普通に店舗で買って持ち帰った方がいいよね、実際😂
まんまとBlinkitに購入意欲を掻き立てられた結果なのでやむなし😂
プラントデストロイヤーの通り名を持つカマチ(茶色いインド猫)による入念なチェックが行われた。
カマチ a.k.a プラントデストロイヤーは土を掘ったり鉢植えをひっくり返したりすることがあるお転婆ガールである。
初日からカマチに狙われてしまったかもしれない。植物の無事を祈るばかり。
カマちゃん!どうかよろしく頼むよ!
今後もBlinkitの取り扱い商品・サービスに注目したい
10分デリバリーが当たり前のサービスとして確立されたいま、Blinkitは「10分デリバリー」<「何でも屋さん」になりつつあるような気がする。
日ごろ利用しているサービスがどんどん大きくなって、自分の生活もどんどん便利になっていくのは嬉しい一方で、私の引きこもりがさらに加速する予感しかないです😂